術後3日目(入院5日目)〜退院

やはり夜はあまり眠れず。寝付けないからテレビを見ていたりゴソゴソしているのだけど、見回りにきた看護師さんから特に何も言われることもない。気泡痛が気になって、1時半くらいに痛み止めを飲んだ。

この日は起床してからも、検温も血圧測定も最低限で、ほぼ放置の状態。朝、会社の人がお見舞いに来てくれて30分くらいラウンジで話した後は、ベッドの上で過ごし、暇をもてあましては1Fの売店に行ったりすることの繰り返し。

午後、主治医で執刀医のO先生が顔を出し、「手術の時の写真、見る?」と。一瞬ひるんだけど、怖いもの見たさで付いて行き、診察室の前のソファに並んで座った。カートの上に乗っているパソコンに写真が次々と現れてきて、順々に説明してもらう。「これが切開の前の状態ね。これが切開したところ。管が入って・・・この白い部分が悪いところで、これがそれを取り出したところ・・・で、これがちょっと破れちゃったところかなあ。で、お腹の中を洗って・・・で、これは何してるところだろ?わかんないや。ま、いいか。で、閉じました。以上です」と。

下痢については抗生剤の影響でしょう、と。手術中と術後に使った抗生剤が善玉菌にも作用して腸内の細菌バランスが崩れたことで発生しているとか。38度以上の熱が出たりしなければ特に気にしなくてもいいのこと。

お腹の傷は、手術の翌日にガーゼを取り換えたままになっていたのでそれについても訊いてみたら、「消毒の時代は終わったんですよ。次の外来までそのまま放っておいて大丈夫ですよ」と。この診察をもって、正式に翌日の退院決定。今後の外来受診の予定と注意事項が書かれている「退院療養計画書」をもらった。

夕方、手術当日の夜に夜勤だった看護師さんが病室を覗いてくれた。「あ、たぁさんが元気になってる♪」と喜んでくれた。動けないときに一番お世話になった看護師さん。また、初日と術後の歩行訓練までを担当してくれた看護師さんも「明日は夜勤で不在なので」とごあいさつに来てくれた。看護師さんたちの細やかな心遣いに改めて感謝。

夕食後、荷物を整理して、お隣のベッドにいるSちゃんにカードを書いた。夜はやはり微熱があり、アイスノンをもらった。

翌日、つまり術後4日目の朝食後、5泊6日の入院を終えて無事退院。